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ピアノ調律師さんに聞いてみました!Vol.2

「ピアノの愉しみ方って??」

日々の生活に大きな変化があったこの一年。

これまでとライフスタイルが変わり、おうち時間の愉しみ方として、ピアノの練習に励んだり、習い事のひとつとして初めてピアノ教室に通い始めたという方などのお話も耳にします。

今回は、日々誰よりもたくさんのピアノに携わっているピアノ調律師のお二人から、「ピアノの愉しみ方」についてお話を伺いました♪

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小林雅巳調律師:

最近は、ご家族皆さんで一緒にピアノを愉しまれる方も多いように感じます。ご両親が昔ピアノを習っていて、お子さんもピアノ教室に通っているというパターン。お家時間が増えている今だからこそ、休日に家族でピアノを囲んで愉しめる時間は素敵だなと思います。

​山口了路調律師:

70代のお客様で、仕事を定年退職後にピアノを購入した方がいらっしゃいます。若い頃は自分のために高価なピアノを買うことができなかったけれど、『退職後にピアノを買おう!』と決めて、実際にご購入されて、毎日練習することをとても愉しみに過ごされているのを見て、素敵だなぁと思いました。
あと、少し話は変わりますが、ご自分のピアノをとっても大切にされていて、永く良い状態で愉しめるようにと、加湿器などの設備がばっちりなお宅を見ると嬉しくなりますね。ちなみに加湿器は「気化式」がおすすめです。ピアノのためのお部屋の環境づくりも、気軽にご相談頂ければと思います。

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小林雅巳調律師:

輸入ピアノの特徴のひとつは、「個性」が強いということがあります。
「音色」もメーカーでそれぞれ全然違いますので、ご自分の好みの音色のピアノをこだわって選ぶ方が多いです。これまでにたくさんの輸入ピアノと出会ってきましたが、言葉では表し切れない個性、そこに長い歴史が奏でる音色の魅力を感じます。例えば、誰もが憧れるスタインウェイピアノの創業は1853年。173年もの間受け継がれてきた音色です!
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​山口了路調律師:

確かに、それぞれのメーカーによって音色を作る「音の成分」が違うなぁと感じます。調律をしている際、チューニングピンを回した時の感覚が違いますし、それぞれのピアノでベストな響きがあるので、日々探求しています!

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​山口了路調律師:

最近は、インターネットでいろいろなジャンルの音楽をワンクリックで、手軽に愉しむことができますよね!動画サイトなどを見たことがきっかけでピアノに興味を持って、お教室に通い始めた方もいらっしゃるようです。

小林雅巳調律師:

確かに、SNSを通してピアノを愉しむ方が増えたと思います。日本国内でも「ストリートピアノ」というジャンルが身近になったり、国内外のアーティストのライブ配信を自宅で聴くことができたり、ご自分の演奏を動画サイトに投稿して愉しむ方もいらっしゃいますね。

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​山口了路調律師:

そういえば先日、お客様のお宅でピアノのアクションを出して調整をしていたら、お客様が「(ハンマーの)動きが、ゴルフみたいだね」と仰って興味深そうにご覧になっていました。ピアノのメカニックを知るのもひとつの「愉しみ方」かもしれません。そこからピアノ演奏のイメージ作りもできるかもしれませんし。ご興味のある方には調律作業をご説明しておりますので、調律の際に気軽にお声かけください!

 

小林雅巳調律師:

そう言えば、ピアノのメカニックを愉しめるのは、アコースティックピアノならではですよね。あと、北海道内はまだ少ないかもしれませんが、「輸入ピアノ」を愉しまれている方もいらっしゃいます。「輸入ピアノの世界」は、扉を開けてしまうと奥が深いです…!

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山口 了路 調律師 (うお座)

小林 雅巳 調律師 (かに座)

一級ピアノ調律技能師(国家資格)。道内主要ホール登録調律師。
国産、輸入ピアノ各種メーカー研修修了、コンサートチューナーの資格を取得。また、スタインウェイ・ハンブルグ工場(ドイツ)にて研鑽を積む。北海道では有数のヨーロッパ研修修了技術者、スタインウェイ特別会員。

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ピアノ調律師さんに聞いてみました!Vol.1

「ピアノの調律って??」

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